×

歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮にまつわる民話

五十里洪水の予言

 しばらくすると、神主は羽黒山の神とともに戻ってきました。そして、二荒大明神に神木のイチョウの木を切ることを承知すると伝えました。
  おばあさんはたいへん驚いて飛び起き、朝になると近所の人たちに「大洪水が起こる!」とふれまわりましたが、だれも信じてはくれません。仕方なく、一人で大明神を一心に祈りました。