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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮の伝統工芸・伝統食

伝統工芸「野州てんまり」

 手毬(てまり)は、ゼンマイ綿などを芯に巻いて弾力性を高め、色糸で幾何学的に巻いたものです。もともとは、武家の子女などが作り、遊んでいたことから御殿まりとも呼ばれています。
野州てんまりは、栃木県の伝統工芸士である中山春枝氏が主宰する「宇都宮てまり舎」の方々が作る手毬をいったものです。中山春枝氏は、昭和45年前後、さくら市狭間田住の故大谷スミ氏より手まり作りを習いおぼえたもので、その後「宇都宮手まり舎」を創設しました。
野州てんまりの作り方は、木の実やくず繭(まゆ)などを芯に入れ、そのまわりを毛羽やゼンマイ綿で巻き、さらに和紙で包んで糸を巻き、絹糸などで模様を刺して仕上げます。美しさの中にも実用性がなくてはいけないというこだわりをもち、また県内の草花や伝説、昔話などに素材を求めた手毬は、「野州てんまり」として高く評価され、愛用されています。

宇都宮伝統文化連絡協議会長 柏村 祐司  (問)文化課(632)2766