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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮の祭り・年中行事

宇都宮鳶木遣り

 木遣りは、重い材木や石材などを運ぶときに歌われる作業唄〔うた〕 です。言い伝えによれば、宇都宮の鳶木遣りは徳川家光の日光東照宮造営と関係が深く、この時、全国から大工や塗師、鳶などが集められましたが、冬の間は作業が進まないので、宇都宮などに宿泊させました。この時、彼らの間で歌われていた木遣りが宇都宮の職人に伝えられ、そこに独特な節回しが加わって、現在の形になったといわれています。
 歌詞はすべて口伝で、「梁川家口伝書」によれば37種あります。現在はご祝儀や不祝儀などのときにも歌われています。
 木遣りと合わせて梯子〔はしご〕 乗りも伝承されています。これは、鳶口で固定した長さ24尺8寸6分(約7.5m)の梯子の上や途中でさまざまな芸を行うもので、「しゃちほこ」、「遠見」、「腹亀」、「谷のぞき」などの技があります。
 これは、毎年正月に行われる宇都宮の出初式や二荒山神社の天王祭、宮まつり、宇都宮伝統文化フェスティバルなどで披露されます。

(宇都宮鳶木遣り保存会会長 古川 芳男) ▽問合せ 文化課(632)2768