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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮の祭り・年中行事

智賀都神社の夏祭りと屋台1

 智賀都神社は、宇都宮市の北部、日光街道(国道119号線)徳次郎交差点を日光方面に約800m進んだ右手に鎮座しています。奈良時代の宝亀9年(778)に、日光三社権現(二荒山神社祭神)を千勝森〔ちかつもり〕に勧請〔かんじょう〕 したのが始まりといわれています。
 智賀都神社は、徳次郎六か郷の守護神で、毎年8月1日例祭が行われ、その付祭〔つけまつり〕として絢爛〔けんらん〕 豪華な彫刻屋体6台が、3年ごとに繰り出されます。前日は各町内会ごとに屋台を引き回す「宵祭り」、当日は屋台を神社に繰り込む「本祭り」です。
 特に、本祭りでは西根、田中、門前、上町、中町、下町の各町屋台が、氏子らの手によって日光街道に引き出され、威勢のよい祭り囃子〔はやし〕 を響かせながら次々に神社に繰り込みます。すべての屋台が出揃ったところで、「ぶっつけ」と呼ばれるお囃子の競演が行われ、祭りは最高潮に達します。なお、屋台の繰り出しは、平成16年から7月第4金曜日(宵祭り)および土曜日(本祭り)に行われています。