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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮にまつわる民話

雀の宮

 平安時代の中ごろ、995年のことです。藤原実方(さねかた)という人が陸奥の国の役人になりました。一方、妻の綾女姫(あやめひめ)は、京都に残り夫の無事を祈っていました。一日もはやく仕事を終えて、京都に帰ってくるのを待ちわびていまし たが、待ちきれませんでした。とうとう夫をたずねて奥州へ旅立ちました。

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