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資料名称

鉄塔婆(清巌寺)
( テットウバ(セイガンジ) )

この鉄塔婆は、鎌倉時代終わりころの1312(正和(しょうわ)元)年、宇都宮8代城主貞綱(さだつな)が、亡き母の13回忌(かいき)の供養(くよう)のために鋳造(ちゅうぞう)し奉納(ほうのう)したものである。 表面は梵字(ぼんじ)や阿弥陀三尊(あみださんぞん)、文字が浮き彫(ぼ)りになっている。 鉄製の塔婆(とうば)は全国的に類例がなく、大変貴重なものである。 江戸時代終わりころの1849(嘉永(かえい)2)年、暴風雨によって3つに折れたので、1911(明治44)年に修復した。その後、腐食(ふしょく)が進んだので、1996(平成8)年に保存処理を施(ほどこ)した。

昭和25年8月29日 国指定重要文化財
清巖寺 栃木県宇都宮市大通り5-3-14

作者名 不詳
時代・年代 1312(正和元)年 鎌倉時代
形式・資料形態 国指定重要文化財
点数 1基
法量 -
材質 鉄製(天明鋳物)