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資料名称
藤原利仁公の墓
(
フジワラトシヒトコウノハカ )
古碑は宝篋印塔で,その四面の梵字は正面から左へ次のように解せられる。 西正面(発心点・諸行無常) 北 側(修行点・是生減法) 東 側(菩提点・生減々己) 南 側(涅槃点・寂減為楽) すなわち,四面の梵字は「諸行無常偈」を表したもので,涅槃経に説かれている諸行無常・是生減法・生減々己・寂減為楽の四句である。これを詠んだものが「いろは歌」である。 世の中の一切の現象、万物は常に変転してやむことがない、という諸行無常偈は、合戦などで討死した武将の供養塔に使用されることが多い。 「河内郡誌」には「利仁、果シテ関白ノ地ニ薨セシヤ否ヤ、疑ナキ能ハズ」と利仁の墳墓所在の至難なることを述べているため確証はできないが,後世に伝える文化遺産のひとつと称すべきであろう。
平成3年9月 市指定
所在地/栃木県宇都宮市関白667
作者名 | - |
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時代・年代 | - |
形式・資料形態 | 記念物(史跡) |
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