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羽黒山神社撞鐘堂
( ハグロサンジンジャシュショウドウ )

元禄14年(1702)9月に建立されたこの撞鐘堂(梵鐘)は、神仏混淆としての羽黒山神社(大権現)を位置づけるもので、この建立に関係した者は、禰宜手塚宮内盛清、施主(庄屋)篠沼長左衛門正春、作者佐野天明鋳物師忠兵衛です。 しかし、梵鐘は文政元年(建立から117年後)再替と陰刻されており、関係者名も変わっていることから改鋳されたものと考えられます。鐘は一般寺院にある梵鐘と同じもので、これを撞いて時を知らせたこともあったと思われます。

昭和61年12月8日