文化財を知りたい
文化財検索結果
資料名称
白沢甲部彫刻屋台
(
シラサワコウブチョウコクヤタイ )
板組や彫刻に墨書された年号から、天保年間に製作されたこの時代の一般的な形式の黒漆塗彩色彫刻(くろうるしぬりさいしょくちょうこく)屋台です。明治3年に一度手直しされていることから、製作当時は白木(しらき)屋台であったことも考えられます。鬼板(注1おにいた)と懸魚(注2げぎょ)には獅子、正面飾柱には龍の彫刻が施されていますが、これらの眼にはハメ込みのガラス玉が用いられており、これは全国的に見ても珍しい用例であると言われています。 また、全部で12枚になる外障子・内障子には、12支の彫刻が施されており、それがこの屋台の特徴ともなっています。 注1)鬼板=屋根両頂上端の彫物 注2)懸魚=鬼板の下の屋根彫物
平成2年12月6日 市指定
作者名 | 彫師 富田宿 三代目礒部義兵衛《明治3年(1870〉の修復,彩色》 飾師 手塚卯吉 塗師 坂本虎吉 絵師 鈴木貴之 |
---|---|
時代・年代 | 天保4年(1833) |
形式・資料形態 | - |
点数 | 1輛 |
法量 | 間口 1.66m(柱外面) 奥行き 3.24m(柱外面) 高さ 3.50m(破風上面) 総幅 2.60m 総長さ 4.23m 総高さ 3.74m |
材質 | - |