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資料名称

木造阿弥陀如来立像(浄鏡寺)
( モクゾウアミダニョライリュウゾウ )

阿弥陀如来は、西方極楽浄土の教主である。「無量寿経」によると、すべての人々を救済するため四十八の大願を成就し、今も西方極楽浄土で説法をしながら南無阿弥陀仏の名号を唱えるものを、極楽浄土に導くと信じられている。 本像の穏やかな面貌や浅い衣文線など、藤原時代の和様彫刻の特徴が見られ、12世紀も後半の作である。なお浄鏡寺像と同様に、下腹部にU字形に数個の衣褶をくりかえし、両脚部に正中線を軸とする双曲線を配する着衣形式の像が足利市・法玄寺に一躯ある。 浄鏡寺の本尊阿弥陀如来立像は、1945(昭和20)年の宇都宮空襲の際に消失したため、同じ浄土宗の清巌寺より移座されたものである。

平成17年5月10日 市指定
保管場所/浄鏡寺
住所/栃木県宇都宮市塙田2-5-1

作者名 -
時代・年代 平安時代
形式・資料形態 有形文化財・彫刻
点数 1躯
法量 -
材質 -