×

文化財を知りたい

文化財検索結果

資料名称

岡本家住宅
( オカモトケジュウタク )

岡本家住宅は、母屋(おもや)が南に面して建ち、中央に玄関、東側に客間座敷を配し、その西北に寝室や馬屋・勝手・風呂場を設け、正面の玄関奥と裏の寝室が屋根続きとなっています。勝手・土間も広く馬屋に続いて、風呂場がありましたが、今は少し改造されて背面におかれています。 建てられた年代ははっきりしませんが、正徳(しょうとく)4年(1714)の護摩札(ごまふだ)が打ち付けられてあり、それ以前のものとも考えられる江戸時代中期の建築です。 この建物の特徴は、茅葺(かやぶ)き屋根の2棟が並んだ形で、軒付下(のきしたつき)には色違いに稲・麦藁(わら)を段違いに重ね、小屋梁(はり)は細い曲材(まがりざい)を用いています。玄関・客間・座敷等建てられた時のままでよく保存され、長押(なげし)の釘隠(くぎかく)し等もおもしろいものです。ただし、屋根の煙出しは後世のものと思われます。 長屋門は県内に共通した切妻造(きりづまづく)りのもので、同年代のものとして貴重な建造物です。

昭和43年4月25日 国指定重要文化財

作者名 -
時代・年代 -
形式・資料形態 国指定重要文化財建造物
点数 2棟
法量 -
材質 -