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資料名称

屋台(伝馬町)
( ヤタイ(デンマチョウ) )

この屋台は、4輪の車のついたもので、屋根の上には、龍(りゅう)が今にも飛び出しそうな姿で乗っている。 全体に「牡丹(ぼたん)に唐獅子(からじし)」「松に鳳凰(ほうおう)」など、華麗(かれい)な彫刻(ちょうこく)がはめこまれている彩色(さいしき)の彫刻屋台である。 江戸末期の代表的な彫刻師(ちょうこくし)である磯邊儀兵衛(いそべぎへえ)が造ったもので、屋根の裏側には「嘉永(かえい)五年(1852)壬子(みずのえね)九月吉祥日(きちじょうにち)」の墨書銘(ぼくしょめい)がある。 保存状態がよく、普段(ふだん)は解体(かいたい)して収納(しゅうのう)し、祭りの時などに組み立てる。規格は縦409センチ、横164センチ、高さ342センチ。

昭和30年7月26日 県指定
住所/栃木県宇都宮市伝馬町3-10

作者名 磯邊儀兵衛
時代・年代 1852(嘉永5)年 江戸時代末期
形式・資料形態 有形文化財(工芸品)
点数 1基
法量 -
材質 彫刻屋台