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毘沙門天
( ビシャモンテン )

この堂に安置されている毘沙門天像は神護景雲元年(768)勝道上人が日光山に開山する折日光山麓多門坊に安置された。寛文二年六月十三日の大雨により大谷川が増水し堂が崩れ落ちこれより,仏様は川を流れ落ちて当芦沼村の河原に打ち上げられた。 そこへ,芦沼村浄蓮寺社中の徳兵衛が流木薪を拾いにやってきて,薪として持ち帰った。その後火を燃やす折,この仏木をも一緒に入れたが何の変化もなくそのままの姿に驚き,観音堂に奉納した。以後人々の願いを適える霊験有る仏像として,崇拝を受けるようになった。その後,元禄十一年(1700)七月三日浄蓮寺第十二世住持湛誉禅翁和尚が夢の中で「勝道上人一刀三礼の直作」の「毘沙門天と知らされ,毘沙門堂を建立して安置した。以後,北方の守護神,災害避けの神として人々の信仰を受けている。

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