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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮の人物伝

明石 志賀之助

蒲生神社に建つ明石志賀之助の顕彰碑と石像

初代横綱として認定

明石志賀之助は、下野国宇都宮出身で、江戸時代前期に存在した力士とされ、最強の力士に与えられる称号である「日下開山(ひのしたかいざん)」を受けたとされています。

現在、日本相撲協会では、明石志賀之助を大相撲の初代横綱として認定しています。

明石志賀之助については、生没年が不詳であり、江戸初期の元和年間(1615~1624年)から寛永年間(1624~1644年)にかけて存在した説や、寛文年間(1661~1673)前後に存在した説など諸説あります。

八幡山公園の蒲生神社(宇都宮市塙田5丁目)の境内には、「日下開山初代横綱明石志賀之助碑」という顕彰碑があります。これは、明治33(1900)年に、過去の横綱の顕彰に尽力した第12代横綱の陣幕久五郎(じんまくきゅうごろう)によって、宇都宮城跡(現在の宇都宮城址公園)に建立されたものが、戦後の昭和26(1951)年にこの地に移されました。
また、平成19(2007)年には、顕彰碑の隣に明石志賀之助の石像が建立されました。

蒲生神社に建つ明石志賀之助の顕彰碑と石像