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歴史・文化財 資料アーカイブ

宇都宮にまつわる民話

汗かき阿弥陀

 

 人々は「汗かき阿弥陀さま」と呼び、長く信仰してきました。長楽寺は、のちにお寺がなくなってしまい、その後阿弥陀さまは西原町の一向寺に安置されました。戊辰戦争では 、一向寺のまわりが火におおわれましたが、寺に火の手がかかろうとしたとき、汗かき阿弥陀の化身が本堂の屋根にまたがり、滝のような汗をかいて火を防いだといわれています。