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銅造阿弥陀如来坐像(汗かき阿弥陀 一向寺)
( ドウゾウアミダニョライザゾウ(アセカキアミダ) )

この仏像は第12代城主宇都宮満綱(みつつな)が願主(がんしゅ)となって、1405(応永12)年、長楽寺(ちょうらくじ)の本尊として造られた。 1869(明治2)年に長楽寺が廃寺(はいじ)になったので、本尊は一向寺に移された。 衣(ころも)全面に340人を越える寄進者の名前などの文字が刻まれ、その数は1105字という。 作者は、宇都宮を中心に活躍していた鋳物師(いもじ)の秦景重(はたかげしげ)で、鎌倉時代の作風(さくふう)を残した仏像である。 この仏像には、この世に異変が起こる前になると、汗をかくという伝説が残され、「汗かき阿弥陀」の名で親しまれている。 五十里(いかり)洪水や関東大震災の前日にも汗をかいたという。 日曜日に拝観することができる。

昭和25年8月29日 国指定重要文化財

作者名 秦景重
時代・年代 1405(応永12)年
形式・資料形態 有形文化財(彫刻)
点数 1体
法量 -
材質 -