文化財を知りたい
文化財検索結果
資料名称
栃木県上神主・茂原官衙遺跡出土刻書瓦
(
トチギケンカミコウヌシ・モバラカンガイセキシュツドコクショガワラ )
上神主・茂原官衙遺跡は,宇都宮市と上三川町にまたがって所在する,古代の河内郡の役所跡と考えられている遺跡で,遺跡内には政庁跡のほか正倉群跡が見つかっている。その中の1つに瓦葺の建物跡が1棟あり,その建物の屋根を葺いていた瓦に人の名前が刻まれたものが多数見つかっている。
官衙運営の中心を担う礎石(そせき)瓦葺建物建設に関する造瓦とその貢納に際しての,河内郡およびその周辺における部集団の関わり方から,わが国の古代官衙における瓦の生産・貢納の在り方を窺い知ることができる,遺跡出土の一括として稀有な事例であり,高い学術的価値を有している。
令和6年3月15日 国指定
所有/宇都宮市・上三川町教育委員会
作者名 | 不詳 |
---|---|
時代・年代 | 古代 |
形式・資料形態 | 有形文化財 |
点数 |
出土刻書瓦 1,461点 附 刻書瓦残欠 831点 附 軒丸・軒平・道具瓦59点 (計2,351点) |
法量 | - |
材質 | - |